Q&A(資料編)

所蔵楽器目録の通称の項目に付いている[M]や[G]はどういう意味ですか?

 それぞれ「Musical Instruments-A Comprehensive Dictionary」、「The New Grove Dictionary of Musical Instruments」という楽器辞典に記載されている名称であることを示しています。

 場合によっては一般に馴染みのある名称と異なることもあります が、該当する楽器について詳しく調べたい場合は、この名称を手掛かりにそれぞれの辞典を参照することにより、素早く目的の情報にたどり着くことができま す。

 なお、当館出版の所蔵品目録及び当サイトに掲載している凡例では、それぞれという記号で表示してあります。

「体系番号」とは何ですか?

 あらゆる楽器について、その歴史や地域とは関係なく、音が出る仕組みや材料の種類などによって体系化したものです。これを利用すると、例えば、三味線の体系番号「5332343」と同じ楽器を検索することにより、日本以外の地域にある「三味線に似た楽器」を探し出すことができます。詳細はSystematicsについてをご覧ください。

「登録番号」とは何ですか?

 当館で所蔵している個々の楽器に付けられた固有番号で、所蔵楽器を特定する場合に利用できます。例えば、当館所蔵の鍵盤楽器で制作されたCD「Seven Broadwoods」の紹介ページでは使用した楽器の登録番号を表示していますが、その番号を手掛かりに所蔵楽器目録で写真等を参照することができます。

「分類番号」とは何ですか?

 楽器を種類に分けて整理する方法のひとつとして、1914年にホルンボステル(*1)とザックス(*2)によって提唱されたもの。楽器の音の物理的な特性を分類の原則としており、分類法としては最もよく知られています。分類項目をデューイの十進法に基づいた数字で表現するもので、世界各地の楽器コレクションでも引用されていることがあります。

 あらゆる楽器を大きく1「体鳴楽器」、2「膜鳴楽器」、3「弦鳴楽器」、4「気鳴楽器」の4つに分け、それぞれについて詳細に分類しています。

 なお、ガルピン(*3)が1937年に提唱した「電鳴楽器」をこれに加えて5つに分類される場面もありますが、当データベースではそれを採用せず、空欄としてあります。

(*1) エーリヒ・モーリツ・フォン・ホルンボステル(1877-1935) オーストリアの音楽学者。
(*2) クルト・ザックス(1881-1959) ドイツ生まれ、アメリカの音楽学者。
(*3) フランシス・ウィリアム・ガルピン(1858-1945) イギリスの音楽学者。